Unityを学習するにあたり、最初はまずはHPとか検索すると思うが、さすがに書籍ほど丁寧な説明はなく、参考書を購入してこれを見ながらUnityEditor触るこれがよいと思う
ただし、この手の参考書は、なかなか高額で、分厚くて重い
さらに小さな書店にはあまりおいていないが、大きな書店に行くと案外たくさん並べられており、どれを購入したらよいか迷うと思う
ということで、初心者の方向けに、私の経験、購入した書籍と感想を簡単に紹介する
なお、数年前のことなので、Unityのバージョンも古かったりするので、もし参照される場合は最新版を探すことをお勧めする
◆購入した書籍、使ってみた感想
①10日で学ぶUnity5 2Dゲーム入門
おすすめ度:☆☆☆★★
まったくUnityを触っていない状態からのスタートだったので、どうせ長続きしないだろう、3Dはいきなりハードルが高いだろうと、Unityの書籍自体の値段も高いので、薄目、安めで本屋を物色
立ち見した中ではぱっと見文字も大きく、作成するアプリの題材も主人公のキャラが魚に食べられるというようなゆるい感じだったため購入
■使ってみた感想
良かった点
- いったんUnity Editorのざっくりとした使い方、Unityでゲームを作るざっくりとした手順、初歩的な作法的なものは学べたのではと思う
悪かった点
- 当然これ一冊で、じゃあ次はオリジナルゲーム制作開始!!とは、さすがにならない
「10日で学ぶ」というキャッチフレーズの通り、初歩の初歩が学べる程度
- 値段が高い まあ、この手の書籍は全般高い中では比較的安め
■どのような人向け
まずは短期間でUnity体験したい、使ってみたいという方、ゲーム開発、プログラミング言語未経験の方にお勧め
おすすめ度:☆☆☆☆★
①終了の時点では、まだ本の通りに入力してざっくりとした流れを体験した程度で、自分で触れる気はしなかったため、次の参考書を物色
こちらは結構有名で、定番とのうわさと、スマホゲーム開発入門というところ、2Dのみというところで購入
■使ってみた感想
良かった点
- ①の書籍よりは、スマホゲーム開発入門ということもあり、サンプル素材も含め、割と本格的な2Dゲーム開発の体験ができる
- Unityの学習だけでなく、2Dゲーム開発のヒント、秘法的なものが掲載されている
悪かった点
■どのような人向け
①は短期間での体験向けだったが、こちらはボリュームもあり、入門とはしているものの勉強になるTipsはいろいろ掲載されている
初心者から、初級者を脱出して中級者へ向かいたい人へおすすめ
初級者が中級者へ昇るステップとなるかと
③Unity2021入門
最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
おすすめ度:☆☆☆☆☆
②でだいぶUnityEditorの使用方法、制作手法の概要的なものが理解できて来たので、次は3Dでのゲーム制作を勉強したくなり購入
こちらも定番書籍のようで、だいたいUnityのバージョンに合わせて最新版が発行されている
ちなみに私が購入したのはUnity5のころ
■使ってみた感想
良かった点
- 3Dともなると2Dと違い、背景も3Dセットになるため、3Dのオブジェクトの扱い方や、テクスチャの設定、Terrainでの地形の作成などの方法も勉強することができる
- Asset Storeからの素材のダウンロードや、エフェクトの使用方法等、3Dでのゲーム制作の基礎を学ぶことができる
悪かった点
- 特になし
■どのような人向け
初心者から、始めたばかりなので2Dをメインに触っていたが、3Dゲーム開発の体験もしたいという方にお勧め
プログラミング言語的な解説、サンプルは最小限にして、UnityEditorの操作、3Dオブジェクト操作、簡単な背景セットなどの作成の解説に特化している
④Unityの教科書
おすすめ度:☆☆☆☆☆
私が購入したのは2019年度版くらいだが、上記は最新版のリンク
こちらの書籍は、スマホに書き出す(ビルド)して、スマホで実行するところまでを解説しているので購入
■使ってみた感想
良かった点
- スマートフォンにビルドして、スマートフォンで実行するところまで解説している
- スマートフォンならでの操作作法的な内容の解説もあった
- この書籍のおかげで、Google Play ストアに自作アプリを掲載するところまでたどり着けた
悪かった点
- 特になし
- さすがにスマートアプリの広告実装方法まで載っていない
■どのような人向け
他の書籍でUnity Editorの操作や、Unityでのゲーム開発の概念的なものがある程度理解できている方
中級者
スマートフォンアプリを開発して、Google PlayやApp Storeへの自作アプリの公開を目指したい方
UnityEditorの使い方、基礎的なところよりも、本格的なスマートフォンアプリ開発へ向けた基礎に特化しているため、まったくの初心者からこの書籍でスタートするのはちょっとおすすめをためらう
③をやったあとが良いかも
⑤Unity5 ゲーム開発レシピ
ハマるゲーム制作のノウハウ
おすすめ度:☆☆☆☆☆
こちらは入門書ではなく、ゲーム制作のノウハウ書
例えば、相手の攻撃を受けたときに画面を揺らす方法など、ゲームでのありがちな演出等のケースに応じたUnityでの実装方法が解説されている
どうやら更新された書籍はない様子
Unity5のころの書籍なので、現在のUnityのバージョンでは設定方法とか違う点もあるかもしれないが、それでも実装方法については参考になると思う
■使ってみた感想
良かった点
- ゲームの実装にあたり、キャラクタの制御とか、こんな演出つけたいとか、やりたいことはあってもどのようにしたらUnityで実装できるかは、ものによっては我流でも思いつくと思うが、いざとなると経験がものをいうので、大変参考になった
- さすがにすべてを一から検討して実装するというのは効率が悪く、モチベーションの低下にもつながるので、こうしたゲーム実装上のノウハウ集というのは大変役に立つ
悪かった点
- 特になし
■どのような人向け
Unity Editor自体の操作、実装の流れなどはおおむね理解できている方
3Dアクション系のゲームのUnityでの実装のノウハウが欲しい方
◆まとめ
今回は、私が参考にした書籍、及びレビュー的な内容を紹介した
今振り返ってみると、①はあまり必要ではなく、②か③からスタートしてもよかったと感じている
ただし、新しいことを始めて継続させるには、最初の印象が良く、次につながるモチベーションが持てるかが大事で、最初の段階でどれだけ「できた感」「やれる感」が持てるかだと思う
そういった面では、人それぞれのレベル、好みもあるので、①もお薦めできなくはない
なお、私自身も書籍だけでなく、Untiy公式HP、youtubチャンネルや、一般の方のyou tubeの解説動画、Udemyの講座なども受講して勉強しているので、上記のような書籍での勉強だけでなく、幅広く見てみることをおススメする
次回は、書籍以外に参考にしたHP等を紹介しようと思う
今回は以上